水虫のケア~ティーツリーと抗真菌薬の違い~

足の裏や指と指の間がムズムズと痒みがある・・・このような症状を感じたら水虫になっているかもしれません。

「いつも足の裏はしっかり洗っているから大丈夫」と思っている方でも、靴を長時間履き続けるなどの環境や、家族に水虫患者がいる場合、発症率はグンと上がります。

そもそも、水虫は白癬菌というカビの1種が、感染する事で起こる皮膚感染症の1つです。
白癬菌は皮膚に含まれる、ケラチンというタンパク質をエサとしています。
皮膚の角質層部分に入り込みケラチンを食べる事で、増殖を繰り返すのです。

最初は無症状ですが感染が進むと、痒みを感じるケースがほとんどです。
もっと進むと皮膚がジュクジュクとただれる、小さな水疱ができるといった症状も現れるようになります。
このような症状を感じるようになったら、水虫がだいぶ進んでいる証拠です。
早めに対策を行いましょう。

インターネット上には水虫対策効果のある、様々な民間療法が紹介されています。
その中の1つに挙げられるのが「ティーツリー」です。
ティーツリーはオーストラリア原産の植物で、優れた殺菌作用を持っていると言われています。

ティーツリーの精油を入れたバケツなどで、足湯をする事で白癬菌を殺菌して水虫を治すという民間療法となっています。
効果がありそうな民間療法ですが、症状が進んだ水虫の場合、完治するのは難しいようです。

白癬菌は角質層の奥深くにまで入り込みます。
感染が拡大している状態では角質層にまで、ティーツリーの成分は浸透できない為、対処できないのです。

症状が進んだ水虫は、抗真菌薬で治療しましょう。
ティーツリーとの違いはというと、抗真菌薬は直接、白癬菌に作用するという点です。

抗真菌薬は白癬菌の細胞膜を破壊し、再生を抑制する作用があります。
再合成を阻止するので、白癬菌の感染をストップできるという点が違いです。
また、角質層にも作用する点も、ティーツリーとの違いとなっています。